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Fusion360 3Dプリンタ 電子工作 面白そうなモノづくりをやっていくブログ

3Dプリンタ ALUNAR M508の改良 Z軸エンドストップ改造(4) 設計編3 & 製作編

今回は高さ調整用ネジ部分を設計します。

まず今回使用しているM4ネジに合わせて、ネジを廻しやすくするダイヤルを作ります。これが無いとレンチ片手に操作することになるので、ちょっと大きめに作っておきましょう。

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これを本体に組み込み、上パーツにM4ナットの幅の穴を開けます。

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するとナットが嵌るので、上パーツにネジ部分を簡単に作ることができます。

金属部品等で同じようなものを作る場合、

こういったタップを使ってネジを切るのが一般的ですが、3Dプリンタで部品を成型する場合は少し事情が異なります。以前PLA成型部品をネジ加工してみたのですが、ネジを切るときの力に部品が耐えられずに部品自体がボロボロになってしまいました。恐らくそのときの不具合は、プリント温度の不具合等もあると思われますが、ネジを切るのは実際めんどくさいので、余程の事情が無い限りは、市販のナットを組み込むことができるように設計するのがいいと思います。

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上にナットをはめこんだダイヤルを取り付け、ダブルロックすることができるようにします。

下のダイヤルは接着剤で固定してもよかったのですが、ナットをそのまま締めこめば固定することに気付いたので、ナットを締めこんで固定しました。

マイクロスイッチを取り付ければ完成です。

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実際に作ってみるとこんな感じ

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ほぼ設計どおりになりました。

ネジを工具を使用せずに指先だけで締めることができるので便利です。

AutoHomeの精度も向上したように思います。