秋月電子通商のステッピングモーターを回してみる その2
前回
ちょっと思いついたのでギヤで減速したホイールユニットを作ってみます
まずはステッピングモーターのモデリング
データシートを見ながら、Fusion360でゴリゴリ作ります
そんなに複雑な形状ではないので、時間をかけずにできました。
これに組み合わせるギヤはFusion360のアドインで作りました
ギヤを作ったら、ギヤにあわせてホイールも作り、ギヤとホイールを接続します。
ホイールにはミゾを付けて輪ゴムを取り付けることで滑り止めにします。
車輪の軸はボールベアリングを使おうかと思ったのですが、以前何かで見かけたネタをやってみます
軽量な軸受を作るために、近所のホームセンターで見つけたスチールシャフトとジュラコンブッシュを組み合わせて使います。
シャフトは直径4mm、長さ40mm
ジュラコンブッシュは穴直径4mmのものを使用します。
ジュラコンブッシュはとても滑りが良いプラスチックでできているので、軸受けに使うことでボールベアリングよりも軽量にできるというわけです。
後はモーターとシャフトを固定できるようにフレームを作ります。
組み立てができるように注意します。
そして3Dプリントして組み立てるとこのように動作します。
これにて目標達成です。
秋月電子通商のステッピングモーターSPG27-1101を回してみる その3
しかし、このホイールユニット、ギヤの動作は問題無いように見えるのですが、実はモーターをフレームに取り付けるネジを締め過ぎると回りにくくなります。
これはギヤの間隔がかなり詰まっているので、3Dプリントした際の誤差のせいでかみ合いが悪くなってしまっているのです。
実用する際にはギヤのクリアランスを考える必要がありそうです。
また、今回ホイールの摩擦のために輪ゴムを使用しましたが、実際はフレキシブルフィラメントを使用したほうがより完成度が高かったと思います。