3Dプリンタ ALUNAR M508の改良 ベルトテンショナーをつける
ある程度3DプリンタALUNAR M508を使用していると、ベルトが伸びて弛んできます。
ベルトが伸びるとプリント精度が悪くなり、ベルトの歯が飛ぶことで印刷が失敗したりするようになります。印刷速度を下げれば誤魔化すこともできなくはありませんが、遅かれ早かれ張りなおす必要があります。
そんなわけで今回はX軸テンショナーを作ります。ThingVerseで検索すると、こんなのが出てきたので使わせてもらいます。
ちなみにPrusa i3のY軸テンショナーは作る必要がありません。長いネジを買ってきて、Y軸のアイドラプーリーがついているパーツ、正式名称「Y idler bracket」のネジを締めることでベルトを張ることができるようにしておけば十分であることが知られています。
データをダウンロードしたらCuraでプリント用データを作成。
機械部品なのでFill(充填率)100%にしてプリント
そう難しい形状ではないので特に問題なくプリント終了。
でもプリンタに嵌らなかったんです。
元データのこの出っ張り部分、スライダシャフトの穴に嵌るここが干渉して嵌らない。
恐らくALUNAR M508のシャフトが個体差で長めになっているのが原因です。
対処方は穴と出っ張りが嵌ることを無視して、パーツがシャフトに干渉しないように穴をあけてしまうこと。データを少し編集して穴をあけます。
実際に取り付けるとこんな感じになりました。
ベルトが緩んだときにネジを締めるだけで対処できるので便利です。
このベルトテンショナーで、ベルトが伸びることによる歯飛び等に対処できるようになりました。しかし、ベルトが伸びきってしまうと交換するしかありません。新品のベルトに交換しましょう。下のリンクはHICTOPの3Dプリンタのものですが、同じRepRap Prusa i3のものなので流用可能です。